死ね

朝起きたら、またジルとトニーがいませんでした。何度目の家出だろう。おかんにそれを言ったら、「どうせまた3日もしたら帰ってくるよ」というので、きっとそうなんだと思います。たぶん、私があの2匹とお別れする時は、こんな風またにふらっといなくなって、帰ってこなくなったときだろうな。なんていう、確信めいたよそう。3日目くらいに、ふっと、もう帰らなくていいやと2匹のどっちかが思ったとき。そうなった時は、たぶん帰ってこないものを、いつまで待てばよいのか。時効をもうけてください、と腹のあたりを人差し指で突ついたら、ぐにゃっとしてて生暖かかった。